現状での解決方法

実は、死亡保険金の未請求は簡単な方法で無くすことが出来ます。それは、弁護士さんに依頼する方法です。依頼を受けた弁護士さんは生命保険協会に照会します。生命保険協会には、国内で営業している生命保険会社全てが加入していますので、全保険会社に該当契約があるかないか調べて回答してくれます。

 

 この方法で、それほど高額な費用を掛けずに亡くなった方の全保険契約を把握できます。しかし、「請求されないと支払わない」という保険会社側の問題は解消されたわけではありません。また、正当な掛け金を支払ってきた上にさらに上記の費用を負担することの是非という問題も残ります。

 

 更に、あまり一般的ではありませんが、保険金の受取人が法定相続人ではない方の場合は上記の方法を使えません。

※例えば配偶者とお子様がいらっしゃる方の両親や兄弟姉妹は法定相続人ではありませんので弁護士は依頼を受け付けません。また、実態上の夫婦(内縁関係)で籍を入れていない相手も法定相続人ではありません。その方々は、自分が受取人になっている契約があるかどうかを自分から調べる手段はないのです。

 

このように、上記の方法も万全ではありません。

 

上記の件については下記のサイトをご参考にしてください。

生命保険文化センター http://www.jili.or.jp/knows_learns/q_a/life_insurance/life_insurance_q33.html